伊藤寿朗氏の本
10月17日 日曜日、昼前から自転車。早朝に目が覚めて仕事をするので、いつも朝早く出ようと思う。久しく、利根川まで出ていないし、何より、一度、佐倉へ出て、塚本学先生のお宅に伺おうと思っているのだが、ついつい今日もさぼる。どうしても寝てしまう。出張帰りでさすがに疲れている。
朝、入間田宣夫さんから電話。『東北学』で神話について話せという先日の電話のつづきで、予定が年末になったとのこと。入間田さんは例によってお元気。『かぐや姫』でやった神話論をもう一度点検しなければならない。『かぐや姫』で論じきれなかった勝俣隆氏の神話論、新川登亀男さんの仕事、そして三宅和郎さんの仕事を精読しなければならない。
自転車で出るにしても、すでにそう遠くへは行けない。どこへ行こうかと考えたが、図書館によってから、例によって花見川のサイクリングルートへ出ることにする。下流の方から登って、花鳥橋の向こうの中島池、谷津池へ出ると、中島池では蒲の穂がきれいに出そろっている。ここらへんはとても都会のすぐ近くとは思えない。池のそばは千葉でももっともよい住宅環境と思う。
途中で例によってで、本を返却しに図書館へ。その途中で、千葉大前の「Bokk-off」にはじめて行ってみる。伊藤寿朗氏の『市民のなかの博物館』があり、105円という売価がついており、購入した。奥さまによると、千葉大前のブックオフは、しばらく売れないと売価を100円にまでさげるとのこと。
いま、サイクリングの途中で読んでいたが、私は1993年にでた、この著名な著作を古書として購入したことに慚愧。この本が遺著であることは承知していたが、その経過はあとがきを読んではじめて知る。時間をみて読み切ったらメモを残したい。
自宅へ帰って、義経の続き。伊豆の頼朝の「流人生活」の再検討のところ。「太っていて底意地の悪い人間で、さらにマザコン」という頼朝像を設定するための基礎作業の仕上げに入る。なかなな面倒な点が多い。
明日からはまた京都出張である。今日は「歴史経済学の方法と自然」という大論文をアップしておく。この論文の続きに早く入りたいものだ。
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