肥田舜太郎氏の談話、原発事故にどう対処するか。
ブログ「院長の独り言」(東電元社員で、今は熊本のお医者さんという人のブログ)より引用。鎌仲ひとみ氏との共著『内部被ばくの脅威』(ちくま新書)は買ったが、まだ読んでいない。来週の出張にもっていっていそいで読む積もり。http://onodekita.sblo.jp/article/46361502.html
1917年広島生まれ。1944年陸軍医学校卒。軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。1945年広島にて被ばく。被ばく者救援にあたる。全日本民医連理事、埼玉民医連会長などを歴任。全日本民医連会長などを歴任。全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者中央相談所理事長。鎌仲ひとみ氏との共著『内部被ばくの脅威』(ちくま新書)は内部被ばくのメカニズムを解き明かし、その脅威の実相に迫る
「福島で被ばく初期症状が始まっている。今年秋から来年たくさん出てくる」
全国保険医新聞(5月5・15日)から(一部引用させていただきます)-医師向けです
原発事故の放射能被害の事態をどう見て、どう考えたらよいのかが医師に問われている。65年にわたって被ばく医療を実践し、原爆認定集団訴訟の中心的役割を担って国と戦ってきた肥田舜太郎医師に緊急インタビューした(『埼玉保険医新聞』4月5日より転載紹介)
放射線被ばくの治療について
-開業医の中では、放射線に対する治療を知らない人がたくさんいると思いますので、まず、治療について伺います。
肥田 放射性降下物による内部被ばくには治療法はまだありません。
-開業医の先生方にとって被ばくを治療する知識は、どういうものがあるのでしょうか。
肥田 一番マークしなければならない症状は、「非常にだるい」「仕事ができない」「家事ができない」という、原爆症の中で一番つらかった『ぶらぶら病』だ。
-避難者の中でそういう症状が現れれば原爆病・・・。
肥田「ぶらぶら病」という概念にあたる、原因の分からない後遺症。治療法は分からない。命が危険になる病気ではない。周期的にくる。大部分はその人特有の現れ方をする。ぜんそく発作のように、始まると4,5日止まらないとか、何週間、何ヶ月も続くとか、その出方も症状もみんな違う。
いろんな検査をして、広島ではぶらぶら病の患者に対して「病気じゃない。原爆にあったショックの精神障害だからだんだんよくなる」と言うと、他の医療機関を受診し、同じことの繰り返しになる。これが特徴だ。
-例えば白血病などはどうでしょう。
肥田 白血病はまだでない。3年以降で、白血病はピークが5年、がんが7年だった。これは必ずピークは出る。医師は知っておいた方がいい。被災者のみんなが放射能障害を心配している中で、「心配しなくていいよ」という医者では通用しなくなる。
-日本の専門機関では内部被ばくの治療に取り組んでいるのでしょうか。
肥田 内部被ばくの治療法はないからやっていないと思う。内部被ばくについて本が出ているのは米国とイギリスとスイス。僕が知っているのは全部で5冊。本を出すほどまでに内容を知っている人は少ない。書く材料があまりない。
チェルノブイリの時、ソ連も被害を隠し続けて、医師にも研究させなかった。しかし最近は、学問的にすごく進歩して、今までは細胞核の中にある遺伝子が傷つくと病気になり、遺伝障害が起こるとされていたが、今は、原形質のミトコンドリアの生涯よる遺伝子以外の放射線障害も分かってきた。
今までの医学は細胞単位の医学だったが、放射線被害は分子段階で被害が起こる。新陳代謝は体内の1000個と少しの原子が参加する。その中で主役を務めるのは酸素分子である。
最近そのエネルギーを測定できるようになり、すべての分子が100電子ボルト以下のエネルギーであることが分かった。ところがウラニウムの分子が一つ入ったとすると、この分子は270万電子ボルト。100円単位で取引しているところへ270万円持って入ってくることになる。エネルギー単位が全く違う。それで細胞の新陳代謝がばらばらになって動揺して、崩壊する。
細胞は死ねば無害だが、悪いことにそのままの状態で生きていく。細胞は寿命が来たら死んで、自分と同じ細胞を二つ残す。放射線でめちゃめちゃになった細胞がそのまんまの姿で再生する。そしてがんになる。がん細胞は、人間ではない別な生き物だ。だから治せない。
-内部被ばくはメカニズムが違うと言うことですね。
肥田 分かってみたら今までの常識の常識の正反対だったと。
例えば、外からの放射線は、強ければ強いほど大きく影響を受ける。少なければ影響も少ないというのが常識だ。ところが細胞の中で放射線が影響を与えるときは、たくさんの放射能物質があると影響が出ない。
放射線が体内に入って核分裂して、アルファ線とかベータ線とか出す。細胞の回りにはたくさんの酸素分子があり細胞を出入りしている。その酸素分子に放射線が当たり活性酸素に変えてしまう。活性酸素になると荷電する。
細胞膜はどうやって異物を中に入れないようにしているかというと、脂質と燐が結合した燐脂質という分子が電気を持っており、細胞の回りに存在して電気の膜で守っている。放射線の分子は入れてもらえない。それが活性酸素で電気の穴が開き、その中に入ってしまう。だから270万円を持ったやつが100円しか持たないものの中に入っていき、活動を始める。そこまで今の医学は分かってきた。
そういう一番の基礎を勉強して、細胞の中で人間の命が作られ、その元を壊してしまう、放射線はそういう人間の壊し方をするんだと言うことが分かれば、どんなにすくなくても防がなくてはならないという考え方が、知識人ならできる。
(中略)
今後の取り組みについて
-この問題にどう取り組んだらいいか、ご提言いただけますか。
肥田 医師として、福島原発のヒバクシャの診療に関わる機会が増えるのではないかと予測される。 内部被ばく者診療の重点は2つ。
第1は、主訴が「頑固な倦怠感」の場合は、患者の話をじっくりと聞くこと。聞くだけで患者の不安はかなり癒され、医師への信頼が強まる。
第2は「患者を励ますこと。」患者は極端な無力感に陥っている。何より重要なのは強烈な「生きる意志」である。
我々医師はもちろん、日本国民全員が読むべき内容です。
94歳肥田医師が非常におおきな熱意を持ってされておられるのですから、我々もあとにつづきましょう。












シモンは生野菜のままのサラダバーが気に入って6回も交換。冬瓜、白ゴーヤ、トウモロコシの輪切りがうまい。今、こういう店がはやっているのだそうである。NATSUの旦那さんはシェフなので、日本に来たのは食材の取材がてらである。グローバリゼーションが食べ物から始まるというのは、15世紀以来の通則であるということを説明するが、そのくらいのことならば、私の英語でも通ずるようである。
どういう風に計画し、資本を集め、起業したのか。協同組合的な組織と商品、資本、利潤の関係を具体的に考えると、どういう理論理解になっていくのだろう。これが将来社会のあり方を考える上でも基本問題であることはいうまでもない。農家という職能的な専門性と資本・販売・消費の一般性の関係。職能組織や地域組織が商品関係を含みこみ、それによって商品や資本の貪欲な自己運動を押さえ込む多様な仕掛けなしには、将来社会の構想は不可能である。そして、肉を切らせて骨を断つためには、社会の肉と骨を自己自身のものとして理解する感性と文化・知識の水準がないとならないということになる。
追記、まだ総武線の中。PCの中のテキストの改行部分がうまくいっておらず壊れているので、なおしながら読んでいた。ここに「カントキの木」がでてくるのをみたので、昨年、奈良女の小路田先生に案内してもらって御参りした生駒神社のカントキの木の写真を載せておく。
日の出は4時58分。5時くらいに、犬吠埼の真東の雲の中に赤い太陽が浮かび上がる。携帯の写真ではその迫力は十分にとれないが、見る見る上がっていく。日の出の太陽の動きをみたのは10年ぶりか。静かな星空と動く太陽ということを忘れていた。
犬吠埼の灯台の上の風は激しかった。
「しょうゆソフトクリームアイス」がおいしく、シモン君も驚く。「ひしお」をおみやげにかってかえる。醤油の原料は大豆・小麦・塩。大豆はタンパク質、小麦は澱粉ということを始めて知る。大豆が植物性蛋白、小麦は澱粉ということはおのおの知っていたが、組み合わせが「醤」「醤油」とは考えたことはなし。たしか織豊期、多聞院日記に、酒造の大きな桶に女性が不注意で落っこて死んだという記事があるが、いつ頃から桶が巨大化したかは、桶樽研究会の
論集でも最終的な結論はついていない。
朝。5時起き。花見川の自転車コースを走って、その後、ファミリーレストランでコーヒー。汗をかいてさすがに気持ちがいい。