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2014年4月22日 (火)

世田谷市民大学での講座ーージャパネシア神話とかぐや姫

 
 世田谷市民大学での講座を頼まれて昨日、概要を送った。秋から。9月12日から、毎週金曜日。11月28日まで。全12回。神話論について話すのははじめてである。

ジャパネシア神話とかぐや姫――地震噴火の文化史

 私は、東日本太地震が9世紀の大地震と震源や規模が同じであったことを知って、急遽、『歴史のなかの大地動乱』(岩波新書)を執筆しました。地震学は早くから9世紀と同じ大地震が東北で起こりうることを警告していましが、歴史学界がそれを知らず、必要な歴史研究を行っていなかったことを学界の重大な責任と感じたためです。この本を書いたこともあって、私は、地震火山観測研究の五カ年計画(今年度開始)を審議する政府委員会に歴史学者として参加しました。

 その中で地震噴火の予知予測のためにも、日本が地震火山列島であることを文化常識にする重要性を痛感しました。そしてその出発点は神話論でなければなりません。日本神話の最高神はアマテラスであるというのが社会の常識ですが、歴史神話学の常識ではそれは高皇産霊(タカミムスヒ)という神でした。私は、さらにこの神が高千穂への天孫降臨の主宰神として火山神であり、素戔嗚尊(スサノヲ)と大国主命も地震・火山神であることを解明しました。

 これらの神は男神ですが、イザナミ・オオゲツ姫・トヨウケ姫などの女神も火山の地母神でした。山の神が女性であることの深い理由は、ここにあります。そして、オオゲツ姫やトヨウケ姫は地母神であると同時に月の女神でもあり、これが富士の女神=カグヤ姫につながっていきます。

 講義は、まず日本の神話の全体を見直す必要を明らかにし、そこにはポリネシア・インドネシアにつらなる火山神話の影響があることの説明からはじめます。最後に高畑勲監督の『カグヤ姫』についても御話したいと思います。

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