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2014年11月 1日 (土)

教わった体操

 昨日は市民大学の講演。『竹取物語』論に入って2度目。広瀬の大忌祭が『竹取物語』の舞台であり、そこには天武天皇と広瀬社の独自な関係の謎がからんでいるという持論を御話しする。これは『かぐや姫と王権神話』で書いたことで、いま考えれば、この本にはいろいろな問題があり、「古代史」の研究者から容易に賛同をえられないのは当然なことであるとは思う。しかし、この広瀬神社と天武の関係の問題を含む基本点については問題の要点をついているという考えは変わらない。

 そこでいろいろ見直しをして新しい問題も発見し、準備に相当に入れ込んだ。『かぐや姫と王権神話』は増補する必要がでてきた。

 それらをすべて詰め込んで話したので、講演が終わって電車に乗ったら、極度に疲労しているのを発見。お聞きになる方も疲れたのではないかと心配である。100人ほどの聴衆だが、同世代、お年の方が多い。先々週は、エレベータのところで、「御疲れのようです。そう無理なさらずに」といわれた。
 帰りの電車でも疲労はとれず、結局、帰途、K君のお父さん、森さんに散髪に行く。
 最初の半分は口も聞きたくなく、脱力、目をつぶり、呆然。
 頭を洗ってもらう辺りから、どうにか話す元気もでてきて、近所の話である。20年前にも少なかった個人商店がさらに消えていき、今後もさらに消えていくであろうという予測。ただ、我が家がよく行く肉屋さんは経済力があって心意気で、よいものをできる限りやすく奉仕しようとしているという実際情報を聞く。ウーム、何もしらずに生活しているなという感じである。

 その後には、身体の相談。少し身体をいじってもらい、いまの状況にあう体操を教えてもらう。肩をまわす体操(手を肩に置くように丸めたまま、思いっきり後方から前方にまわすのを5回、逆回しを五回)、しゃがむ体操(しゃがんで、かかとをつけてつま先を浮かしたまま立ち上がる。そしてまたしゃがんで、今度はつま先立ちで腰を前にだしながら立ち上がる。それを5回)いまもやってみた。たしかに違うのだが、続けられるかどうか。
 この体操のやり方はどこかに本がないと聞くと、そんなものはない。自分でやっているものということ。室内仕事だから意識的に考えないとならないのであるとご託宣である。私も室内仕事だが経験と覚悟と身体哲学が違うということである。そこで上にメモを残した。ありがとうございました。

 肉やさんの隣に、以前は野菜屋があった。すでになくなって15年か。最近は、肉屋さんが地元の農家からよい野菜を仕入れて、店の隅においていてくれる。

 地域にとって個人商店は大事というのは、むかし、地域の運動会でのグループをみていればよく分かった。千葉では、60年代の開発計画がブザマであったのだと思う。

 都市計画らしい都市計画もせずに、土地転がしで手近な利潤を狙う動きを促進した。当時の宅地の無秩序開発とスプロール化をもたらした地域開発計画の責任はいった誰が取るのか。当時の自民党、つまり千葉だからハマコー自民党であって、小悪が巨悪を支えて行動したということである。彼らに責任があるのは明らかであるが、しかし、こういうように地域がなってきて、ともかくそこで生活をしてきた側からすると、無秩序感、無力感にかられる。

 家に帰ってきて、月に一度は行っている蕎麦屋が閉店したという話を聞く。

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