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2015年9月17日 (木)

老子80 将来の社会  国は小さくて人は少ない方がよい。


 老子のいわゆる「小国・寡民」の思想とよばれているものである。これは徹底した平和主義が一種のコミューンへの自足、コミューン思想に展開する様子を示しているように、思う。
 いちおう、一仕事を終えたので、国会にいくことにする。
 

老子80 将来の社会
 国は小さくて人は少ない方がよい。重機があっても使わないようにし、人は死を怖れず、慌ただしく移動することはやめて静かに生きる国である。船や車に多くの人が乗って動くことは少なくし、ましてや甲冑や武具をもって陣をはるようなことはしない。そこでは、書類はない方がよい。縄を結んで数を数え合図しあっていた昔でも、社会は成り立っていたのだ。
 住んだ土地のものを甘いといい、土地の服を美しいといい、その住処に休まって、その慣わしを楽しむ。隣国もそのようであって、鶏や犬は競って鳴き、群れて吠えていても、人は老成して死ぬまで、そんなに多くの人と群れなくてもよいのだ。

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