『老子』6。玄々とした地母神は、その門を谷間の奥に開く。
『老子』6章。。玄々とした地母神は、その門を谷間の奥に開く。解説は、明日に延ばす。この章を『かぐや姫と王権神話』の燕と子安貝の項を書く中ではじめてとっくんだのは、もう五年前か。やっと再論できるようになった。
6 玄々とした地母神は、その門を谷間の奥に開く。
谷神は死せず、是れを玄牝と謂う。玄牝の門、是れを天地の根と謂う。綿々と存するが若く、用いて勤きず。
谷神不死、是謂玄牝。玄牝之門、是謂天地之根。綿々若存、用之不勤
谷間の奧にいる神は死なない。それは黒々とした巨大な雌牛のような姿をしている。玄々とした女の門は、谷間の奥に開いて天地の根に通ずる。それは柔らかで細々としているが、その働きはいつまでも尽きることがない。
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