ドナルド・トランプに対する私の新年の希望(ロバート・ライシュ)
ドナルド・トランプに対する私の新年の希望
2016年12月31日土曜日 ロバート・ライシュ
ドナルド・トランプは、2016年の最後の日に次のようにツイートした:
「すべての皆におめでとう。私の沢山の敵や、私に反対してひどく負けてしまって、どうしていいかわからない人へも。愛してるよ」。
すぐにアメリカ合州国大統領になろうとしている男が、いやしい精神で、浅薄で、ナルシスティックな、そして報復的な性格を表し続けている。
トランプは、世界を個人的な勝利か敗北か、敵か友人か、サポーターか批判者かという点から世界を見ている。
大統領は個人的な敵意を越えて、公共的に信託された職を維持しなければならないものなのだということもまだわかっていない。
大統領は、彼に反対票を入れ、また彼に反対し続けるかもしれない人々を含む、すべてのアメリカ人を代表するものとされている。
民主主義において、大統領の政策に対して戦う人々は、彼の個人的な敵ではない;
彼らは、反対党派であり、批判者である。
中傷されたり、敵と分類されたり、報復されることを心配せずに、政権を握っている人々に反対する自由。それに民主主義は依存している。
新年おめでとうございます、トランプさん。
あなたには、大統領としての行動を学ぶために20日間あります。
あなたの方針に反対し、あなたの人格について心配している我々のすべてが心から望むのは、その学びです。
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