アリストファネスの「鳥」の語る宇宙生成の物語はつぎのようなものである。
アリストファネスの「鳥」の語る宇宙生成の物語はつぎのようなものである。
「はじめに混沌があり、さらに夜と幽冥と黄泉があった。しかしまだ大地も下空も蒼穹もなかった。その幽冥の果てに黒い翼の夜が一人で卵を産んだ。その中から生まれたのが金色の羽をもつ愛であって、これが広い黄泉のなかで暗澹とした翼をもつ混沌との間に多くの鳥たちを儲け、この鳥たちが最初に光りに出会ったのである。こうして愛があらゆるものを交わらせる前には不死の神々もいなかった。愛によって蒼穹も大洋も神々の族も生じたのだ」
『初期ギリシャ哲学者断片集』
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