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2018年7月11日 (水)

新潮社で日本通史の講演をします。7月27日より。

新潮社で日本通史の講演をします。「新しい時代区分」で日本史を学び直す」

最初は7月27日です。朝日の村山正司編集委員がつきあってくれるという形です。

下記がその趣旨がある新潮社のページです。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012kzfzhiscx.html
申し込みもそこからです。

 簡単に時代の特徴を話し、村山さんの質問をうけて詳しく話すという形式ですが、各回、概説のペーパーを配る予定で、日本史全体についてだいたいの研究の到達点と私が考えることについて御話しする予定です。
 第三回目、明治期まで話すというのが約束です。


 新潮社ページより
「新しい時代区分」で日本史を学び直す」

 もはや「平安時代」も「鎌倉時代」も理屈に合わない――「新しい時代区分」で日本史を見直すことにより、大きな時代の流れをつかみ取る白熱歴史講義を開講します。

7月は、「弥生時代・飛鳥時代・奈良時代」を「無紋土器時代・祭銅器時代・古墳時代・大和時代」と読み直します。倭の五王や継体大王の時代までを「古墳時代」、6世紀半ばの欽明大王の時代からを「大和時代」と見直すことで、天皇制の黎明期に迫ります。

8月は、「平安時代・鎌倉時代・室町時代」を「山城時代・北条時代・足利時代」と読み直します。1221年の承久の乱によって始まった「北条時代」が、日本史を大きく二分する画期であったことを解説します。

9月は、「安土桃山時代・江戸時代」を「織豊時代・徳川時代」と読み直します。そして、明治新政府が「疑似儒教国家」であったことを、これまでの時代区分の議論を踏まえて説明していきます。

【第1回】7月27日(金)19時~20時半

     無紋土器(弥生)時代と祭銅器時代

     古墳時代と王権神話

     大和時代と律令王権

【第2回】 8月31日(金)19時~20時半

     山城時代と都市王権

     北条時代と簒奪(武臣)王権

     足利時代と武臣王権

【第3回】 9月28日(金)19時~20時半

     織豊時代と帝国の幻想

     徳川時代と大君王権

     明治時代と擬似儒教国家

【日時】

2018年 7/27(金)、8/31(金)、9/28(金)

        19:00~20:30 全3回
     ※教室開場は30分前です。

【受講料】9,720円(税込3,240円×3回)

【講師紹介】

保立道久 東京大学名誉教授・元史料編纂所長

1948年、東京都生まれ。1973年国際基督教大学卒業。1975年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1976年に東京大学史料編纂所助手、1987年同助教授、1995年同教授。2005年から2007年まで同所長をつとめる。2013年定年退任。専攻は日本中世史。主な著書に、『平安王朝』『歴史のなかの大地動乱-奈良・平安の地震と天皇』(岩波新書)、『物語の中世神話・説話・民話の歴史学』(講談社学術文庫)、『義経の登場
王権論の視座から』(NHKブックス)、『中世の国土高権と天皇・武家』(校倉書房歴史科学叢書)など。

(聞き手)村山正司 朝日新聞編集委員

1962年、群馬県桐生市生まれ。一橋大学社会学部卒業。1986年に朝日新聞社に入社。新聞の文化面やオピニオン面、雑誌「論座」などで、人文・社会科学の新しい動向を記事にしたり、寄稿の編集者を務めたりしてきた。共著に『肖像画をめぐる謎 顔が語る日本史』(世界文化社)など。

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