新潮社の講演(日本史の時代区分)を聞いていただいている方へ
先日の講演で、継体大王のころには、神社の原型があった可能性が高いと申しあげた畿内の神社の名前を具体的に知りたいというご質問に答えて、神社名を列挙しておきます。
もとのデータは、を菊地照夫『古代王権の宗教的世界観と出雲』掲載の図です。
ただ、「継体王朝のころには」というのはあくまでも私見です。
a山城国乙訓郡、「羽束師坐高御産日神社」
b山城国葛野郡「木嶋坐天照御魂神社」
c山城国久世郡「水主坐天照御魂神社」
d大和国添上郡「宇奈太理坐高御魂神社」
e大和国城上郡「他田坐天照御魂神社」
f大和国城下郡「鏡作坐天照御魂神社」
g大和国十市郡「目原高御魂神社」
h摂津国嶋下郡「新屋坐天照御魂神社」
このころの中心はやはりタカミムスヒであったと考えております。
« 平安・鎌倉時代の災害と地震・山津波(『HUMAN』Vol3、2012年12月) | トップページ | 中国と中国の歴史を儒教ではなく、逆転して『老子』からみる »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント