もっとも親愛なる友人から、今おそわったデータ。ソウル・フラワー・ユニオンのツイッターから。もとデータは舞田敏彦さんのツイッタ。 @tmaita77・およびブログ「データえっせい」http://tmaita77.blogspot.jp/
日本はもっとも人々が寝ていない国。そして、女の人の方が、睡眠時間が短いという世界でもっとも珍しい国であるということ。ネットワークの情報力というのはものすごい物だ。
こういう事実は小学校で全国共通におしえなければならない。教えるというのは言葉が悪い。「こどもたちに伝えるべき事実だ」。
中井久夫さんによれば睡眠がとれていれば人間の心はどうにかなっていく、平衡を保っていくことができるということだが、睡眠が少ない民族というのはどうなっていくのだろう。これは日本民族にとって実は最大の問題なのかもしれない。
ウーム。こういうことに対応できる歴史学をどう作っていくか。民族論の基礎問題だ。民族の基礎構造はここに眠っている。そしてもっとも基礎構造が日本と似ているのは韓国であるということになる。ウーム
神話論の次は義経論にもどる予定だが、その次は、どうしても「寝太郎」論(『物語の中世』所収)に再挑戦である。
この論文では嗜眠症の分析をした。「大寝」の子どもが急に起きあがってエネルギーにみちた働き者に転換するという、日本の民話のなかでもっとも心あたたまる民話の根にあるものが、「下人」の青年に対する暖かい目を前提としているのではないかという仮説を提出した論文である。中井さんの『治療文化論』における「民俗・民族」のもつ独自な治療文化という問題に触発されたもの。
歴史における睡眠と心の病。
ゼミのみなさん。連休明けのゼミのテーマは物ぐさ太郎と寝太郎論です。この図表は確認しておいてください。
横軸が男の睡眠時間(分)。縦軸が女の睡眠時間。
成人男女の睡眠時間の国際比較図。日本の女性は一番寝ていない。しかも,「男性>女性」という珍しい社会。 pic.twitter.com/1fPaH4MAfN
以下は舞田さんの説明
OECDは先月,“Balancing paid work, unpaid work and leisure” という資料を公表しました。1日あたりの生活行動の平均時間が国ごとに掲載されています。15~64歳の成人男女のデータです。
http://www.oecd.org/gender/data/balancingpaidworkunpaidworkandleisure.htm
先日,日経デュアルに寄稿した記事では,家事と仕事時間の国際比較をしたのですが,睡眠時間を比べてみると,こちらも「日本的」な特徴が出ています。今回は,その図をご覧いただきましょう。
ここでいう平均時間とは,平日・休日をひっくるめた1日あたりの平均時間です。統計の年次は国によって異なりますが,おおよそ2009年近辺となっています(日本は2011年)。横軸に男性,縦軸に女性の平均睡眠時間をとった座標上に,28の国をプロットしてみました。各国の位置に注意してください。
それにしてもスウェーデンというのはどういう国だ。日本列島の女性はみんなスウェーデンに行きましょう。
そしてノルウェーとはどういう国だ。そばなのに違う。
もう一つ。昼寝の時間は入っているのだろうか。